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プラスチック系材料および製品事例 最新材料の性能・評価技術

題目:
プラスチック系材料および製品事例 最新 材料の性能・評価技術

スガ試験機株式会社

内容:
第7章 光学的試験法
第2節 透明性 2.2ヘーズ・拡散透過率
プラスチックの光学特性の評価の1つに「ヘーズ・拡散透過率」がある。ヘーズとは、曇価(くもり価)とも表記され、透明な物体の曇り具合を表す。ヘーズは、板状、フィルム、シート状の透明で無色のプラスチックの透明性、曇り具合の評価に用いられる。
本稿では、ヘーズの測定方法・活用事例を紹介している。

第4節 光沢性 4.1鏡面光沢度
「光沢性」とは、プラスチックの光学特性の評価の一つである。物体の表面に光が当たると、光は吸収・透過・反射する。光沢とは、物体表面が光を正反射する性質をあらわし、つやなどの視感特性であり、光沢度・鏡面光沢度と呼ばれる。
本稿では、光沢の測定方法・活用事例を紹介している。

第8章 環境試験法
第7節 塩水噴霧
プラスチック上に装飾用の目的で電気めっきや気相めっきを施す場合がある。電気めっきとしては銅やニッケルめっきを下地としたクロムめっきやスズ-コバルト合金等のめっきが、気相めっきとしては、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、化学蒸着による種々の金属コーティングが挙げられる。また、真空蒸着を施したフィルムを貼り付けるホットスタンプを使う場合もある。これらのめっきを施した部品は使用過程で腐食環境に曝されると腐食するという懸念があり、その腐食でめっきが変色する、剥がれる等装飾性を損ねてしまうという結果になる。そこで、めっきの腐食に対する性能およびその品質を確保するという観点から、事前にめっき材料を評価しておく必要がある。この腐食試験としては塩水噴霧試験が一般的に用いられている。
本稿では、塩水噴霧試験の原理・試験機の構造・試験方法の種類について紹介している。

書名:プラスチック系材料および製品事例 最新材料の性能・評価技術
発行年月:2014年5月

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