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塗膜・プラスチックの促進耐候性試験機と試験方法 スガ試験機株式会社 渡辺 真

近年,CO2削減の高まりやROHS,ELV指令を背景に,VOC等有害物質を含まない材料の使用や,太陽電池や電気自動車に代表されるように,環境にやさしい製品の開発が加速度的に進められてきている。ライフサイクルアセスメント(LCA)の検証が行われていく中で,製品に対する寿命保証も20年,30年と長く要求されるようになり,また義務付けられてきている。その中,促進耐候性試験機はいち早く寿命を見極め,品質を保証する道具としてますます必要かつ期待されている。促進耐候性試験機は,実際の製品・材料の劣化をシミュレートする「相関性」と,劣化を加速する「促進性」及び何度試験しても同じ結果が得られる「再現性」が求められている。製品の使用されている環境,材料の加工方法は様々で,劣化のメカニズムは一様ではない。また,指標となる屋外暴露試験も,設置場所,方法や開始時期により曝される紫外線量・温度・湿度,降雨量等に違いがあり,気象因子の測定と同時に製品・材料の暴露試験中の状態を知る必要がある。促進耐候性試験も同様に,製品・材料の試験中の状態を知ることが重要である
(色材協会誌 Vol.84 No.4 2011年4月発行)

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