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塩水噴霧試験機 スガ試験機株式会社 堀田浩崇

さびの発生には、水が強くかかわっています。
そこに塩分が含まれると水に溶けた塩がイオンとなり、さびの発生、進行を促進することになります。
その結果、海岸地方では、マンホール、鉄柵など、ありとあらゆるものがさびでぼろぼろになってしまいます。また、寒冷地では、道路の凍結防止に塩などを撒くことがあります。この塩を含んだ水が、車の下部に飛び水してさびが発生してしまうことが知られています。
こうした塩害によるさびの発生(=金属の腐食)を実験室内で再現性よく評価する方法として、塩水噴霧試験があります。
本稿では、塩水噴霧試験機の仕組み・用途・試験方法などを初めての人でもわかるように解説しています。
(科学機器入門【増補改正版】 東京科学機器協会 2010年3月発行)

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